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ペットボトルキャップがうちわになるという、情緒あるサステナブル

ペットボトルキャップがうちわになるという、情緒あるサステナブル

ペットボトルキャップがうちわになるという、情緒あるサステナブル

コカ・コーラ ボトラーズジャパンとファミリーマートは、東京都足立区内のファミリーマート20店舗でペットボトルキャップを回収し、リサイクル素材を用いた「オリジナルうちわ」を制作・配布する取り組みをスタートさせた。回収ボックスは2026年2月下旬から順次設置されており、制作されたうちわは同じ20店舗で配布される予定だ。

小さなキャップ、大きな間口
両社は2023年2月以降、SDGs達成に向けた協業を続けてきた。これまでに、ペットボトルの水平リサイクルに関するトレーサビリティ実験物流の2024年問題に対応したトラック共同活用スキームの構築など、幅広い分野で連携を深めてきたことは弊誌でもお伝えしてきたとおりだ。
今回の取り組みは、日常的に利用されるコンビニエンスストアを回収の起点とすることで、消費者が気軽に参加できるリサイクルアクションとして展開される。特筆すべきポイントは、回収するキャップはコカ・コーラ社製品以外のものも対象となっており、幅広い参加を促しているところだ。
回収されたペットボトルキャップは、夏場の暑さ対策グッズとして活用できるよう、うちわの柄部分の原料としてリサイクルされる。廃棄されがちな小さなプラスチックに新たな用途を見出した、実用的かつ象徴的な取り組みといえる。
ペットボトルキャップがうちわになるという、情緒あるサステナブル
うちわは7月以降、回収を実施した20店舗で順次配布される予定だ。また、5月30日に開催される足立区立花火大会に合わせ、千住三丁目店・千住曙町店・北千住駅西口店・梅田四丁目店・五反野駅店の5店舗で先行配布も行われる。花火大会という地域の夏の風物詩に合わせた配布は、リサイクルの意義を多くの人に伝える絶好の機会となりそうだ。
電力を使わず、ただ手で扇ぐだけで涼をとるうちわは、古来より日本人の暮らしに寄り添ってきたエコな生活道具だ。廃プラスチックがエアコンに頼りすぎない夏の姿に変えるこの取り組みには、リサイクルのその先にある、小さくも情緒ある循環が完成している。
キャップ回収期間 | 2026年2月〜3月末
回収店舗数 | 足立区内20店舗
リサイクル用途 | うちわの柄部分の原料
うちわ配布開始 | 2026年7月以降(先行配布は5月30日〜)
キャップ回収・うちわ配布店|足立区内20店舗
千住三丁目店、千住曙町店、北千住駅西口店、ポンテポルタ千住店、東綾瀬一丁目店、足立綾瀬三丁目店、綾瀬西口店、保木間五丁目店、本木東町店、六木二丁目店、足立青井店、西新井三丁目店、南花畑四丁目店、足立小台一丁目店、梅田四丁目店、足立宮城一丁目店、島根二丁目店、島根四丁目店、江北二丁目店、五反野駅店
本記事を読み込むうえで押さえておきたいポイントを、Q&A形式で整理した。
Q.ペットボトルキャップの回収・リサイクル率は?
A.ペットボトル自体は高い回収率を誇るが、キャップは20パーセント程度にとどまる。サイズが小さいために、あまり重要視されていないというのが現状だ。選別の精度を高める試みが少しずつ始まっている。
Q.そもそもペットボトルキャップはリサイクルに適しているのか?
A.ポリエチレン(PE)もしくはポリプロピレン(PP)の単一素材でてきているため、非常に精度の高い再生材になる。今回のうちわのほか文房具、パレットやコンテナ、自動車部品にもなる。
writer
Equally beautiful編集部
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