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パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」

パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」

パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」

BIOPACは、インドネシアの深刻なプラスチックの廃棄物汚染の解決策として開発された梱包材。2020年3月に登場し、満を持して2023年4月に日本上陸した。今後の展開に期待が集まっている。

インドネシア発。海藻農家への支援にもつながるエコフレンドリー素材
「BIOPAC」(バイオパック)は、インドネシアの大学で講師をしていたノーリヤーワーティ・ムリョーノさんが開発した、海藻を原料としたバイオプラスチックを環境に配慮した製造方法でつくっている梱包資材だ。
パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」
ラップ・サシェ・ガセット・巾着袋・シールテープなどが展開され、真空包装にも対応している。
パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」
特筆すべきは素材に海藻を使用しているため、食べることができるということ。加えて、食物アレルギーの原因となるアレルゲン食品や動物性食品を含まないため、アレルギー疾患をもつ人やヴィーガンの方の選択肢にもなりえる。
人間が食べずとも、もともとは海藻。海においても魚が好んで食べてくれるため、海洋汚染の原因にはならない。また、土では生息する微生物の多様性によって異なるが、5日~12日で分解されるという。
パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」
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パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」
使用されるインクも海藻由来のため、環境への影響が少ないよう設計されるのもポイントだ。また商品のエコフレンドリーさだけでなく、海藻の生産過多によって貧困に苦しむインドネシアの海藻農家への支援にも繋がっている。素材・そして素材の生産という点でも、持続可能な社会の実現に貢献しているのだ。
BIOPACを日本で展開しているModernR 合同会社に話を聞いてみた。
EB 海藻から梱包材を作るアイディアはどのようなきっかけで生まれたのでしょうか
ModernR インドネシアの開発者Noryawati Mulyono (ノーリヤーワーティ・ムリョーノ)がゴミ・プラスチック問題とインドネシアの海藻農家の貧困問題を豊富にある資源を使って環境問題を解決に導き、さらに地域への貢献するために開発した画期的な『ゴミにならないパッケージ』です。
EB 日本での展開を決めた理由はなんでしょう
ModernR 偶然の出会いから始まりました。弊社が既に輸入していたノルウェーのオーガニック認証を受けた海藻を使用した調味料のために、エコ・フレンドリーなパッケージを探しているなかで、以前何かの記事で読んでいたBIOPACを思い出しました。日本のプラスチックごみの廃棄量が世界で2位であることも知っていたので、すぐに輸入の交渉を開始しました。弊社ならではユニークな事業・PR展開で「環境について?考えたことないです」という方も「気づいたらBIOPACを使っていて地球に少し貢献していた!」というFlowをつくることができると思いましたし、同時に開発者の情熱を応援したいと思いました。
EB 現状または今後のグローバル展開の予定はあるのでしょうか
ModernR 弊社はまずは日本での展開を担っていますが、BIOPACは少しずつグローバル展開をしています。
パッケージは食べられる時代へ。海藻からできた梱包材「BIOPAC」
脱プラスチックが叫ばれる昨今、ホテルアメニティーやカトラリー、ギフトラッピングなど、さまざまな可能性に満ちている。日本での展開が、今後の世界における問題解決のステップになるよう願いたい。
ModernR合同会社
https://www.biopac-jp.com/
writer
Equally beautiful編集部
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