廃棄ビニール傘をアップサイクル。一点ものの三つ折り財布が登場

高い防水性能も持つファンクショナルな一品

「PLASTICITY」は、地球に優しい素材でものづくりをしたいという想いから2019年に創設されたアップサイクルブランド。10年後になくなるべきブランドを宣言し、「PLASTIC」の問題を抱える「CITY」にフォーカスを当て、年間約8000万本が廃棄されているとされる”ビニール傘“の社会問題に取り組んでいる。

「PLASTICITY」商品の生地は、透明な窓ガラスに雨が流れているような独特な質感がある。素材であるビニール傘を人の手で選別・分解・洗浄しており、独自のプレスを施すことで完成する生地は、これまでトートバックやキルティングバックに生まれ変わってきた。

今回、新登場したのは三つ折り財布「トライフォールドウォレット」だ。その仕上りは、かつて日本の駅や商業施設等で捨てられたビニール傘がアップサイクルされたものだとは思えないほど、シンプルで美しい。プレスした際に出来上がる、ひとつひとつ異なる生地の表情がアクセントにもなっている。約40グラムと軽く、手のひらに収まるコンパクトなボディに驚くほどの収納力を備えているのも魅力的だ。