NEWS

ペットボトルのリサイクル過程を見える化!webアプリ「BLUE Plastics」がファミリーマートで実証実験スタート

ペットボトルのリサイクル過程を見える化!webアプリ「BLUE Plastics」がファミリーマートで実証実験スタート

ペットボトルのリサイクル過程を見える化!webアプリ「BLUE Plastics」がファミリーマートで実証実験スタート

専用の回収BOXにペットボトルを投函すると、そのペットボトルのリサイクル過程をアプリで追跡できる実証実験がスタート。東京都葛飾区内のファミリーマート立石五丁目店で実際に体験できる。旭化成が行っている資源循環社会の実現に向けたデジタルプラットフォーム構築プロジェクト「BLUE Plastics(Blockchain Loop to Unlock the value of the circular Economy、ブルー・プラスチックス)」に、ファミリーマート、伊藤忠商事、伊藤忠プラスチックスが参加した形だ。本実験でアプリの稼働状況や、消費者の行動変容、再生プラスチックの利用促進に与える影響などを検証する予定。

webアプリ「BLUE Plastics」でペットボトルがリサイクルされるまでを追跡
利用方法は簡単だ。ファミリーマートの店頭に設置された専用の回収箱に使用済みのペットボトルを投函し、回収箱に記載された二次元コードをスマートフォンで読み取るだけ。投函したペットボトルの本数をアプリ上で登録すると、投函した日時ごとに、ペットボトルが現在、リサイクル過程のどの段階にあるかを確認できるようになる。
 (3109)
アプリ上で主に確認できる項目は以下の通りだ。
・ペットボトルを投入した日時と本数 
・リサイクルによって削減されるCO2排出相当量
・回収されたペットボトルの輸送状況や、工場での再生加工状況 など
 (3110)
利用者は投函後、回収・輸送状況を経て、工場でペットボトルが加工され粒状のペレットになるまでを追うことができる。実験では、このようなリサイクル過程の可視化が、消費者の行動にどのような影響を与えるかを検証していくという。
また、ペットボトルの回収の登録を行なった日数に応じて、切り株の妖精をイメージしたオリジナルキャラクターが成長し、キャラクターの変化も楽しむことができる。
 (3111)
このプラットフォームでは、日本アイ・ビー・エム株式会社のブロックチェーン技術を活用することでリサイクルチェーンにおけるデータ改ざんを防ぎ、トレーサビリティを担保も可能。

また本実証実験の協力パートナー企業には、株式会社明和運輸、株式会社利根川産業、株式会社アース・グリーン・マネジメント、遠東石塚グリーンペット株式会社も参加し、投函から運輸、リサイクルにいたるまで一貫した協力体制が敷かれていることも特筆すべきだ。
実証実験の期間中は、家庭ごみとして出たペットボトルの持ち込みも可能だ。実験の期間は11月25日(金)までの約2カ月間を予定している。
writer
Equally beautiful編集部
  • facebook
  • twitter
  • line