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2021.04.02

ベントレー、レアアースマグネットのリサイクルによる電気自動車のサステナビリティを研究、実用化へ

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ベントレーは2月18日、電動自動車の持続可能性のブレークスルーとしてレアアースマグネットのリサイクルを目指す3年間の研究活動を行うことを発表した。ベントレーは2026年までにすべてのラインナップをハイブリッド車、もしくは電気自動車のみに移行するという目標を掲げており、この研究により、リサイクルされたレアアースマグネットを世界で初めて一部の補助モーターに利用できる可能性があるという。

レアアースマグネットのリサイクルによる電気自動車のサステナビリティを研究、実用化へ
2030年までに完全に電動化するという目標を実現させるために
RaRE (Rare-earth Recycling for E-machines)と名付けられたこの研究は、バーミンガム大学が考案した廃電子機器からマグネットを抽出する方法をもとに研究を進めるというもの。このプロセスをスケールアップし、抽出した磁性素材を新たな再生可能マグネットとして生まれ変わらせて特注の補助モーターに利用する予定だ。
RaREは持続可能性だけではなく、特別なモーターをこの方法で製造することにより、製造過程の複雑さを最小限に抑えながら、大量生産と少量生産部品のイギリス国内でのサプライチェーンの発展もサポートする。
また、この研究はオクトパス社の研究プログラムと並行して行われるが、オクトパス社はe-axleの電動パワートレインに革新をもたらし、電気自動車の構造を支えるためレアアースマグネットを使わない完全に統合されたe-axleを実用化することを目的にしている。これにより作られる電動ドライブシステムは、最新の永久磁石モーターより性能が高く、同時にレアアースマグネットと銅巻線も不要となるため、費用効果が高く再生可能性も兼ね備えたものになるという。
オクトパス社と同様、RaREもイノベートUKと提携しOZEV(Office for Zero Emission Vehicle)の資金提供を受けたプロジェクトであり、6社のパートナーがそれぞれの役割と責任を持って参加する。
・ベントレーモーターズ:仕様設定およびテストプロトコル開発をリードし、デザインと製造工程をサポートする。
・ハイプロマグ社:バーミンガム大学で開発されたリサイクルプロセスをスケールアップし、抽出した粉末を補助モーターに必要な特性を持つ焼結磁石に変換する。
・ユニパート・パワートレイン・アプリケーション社:自動車の大量生産に合う設備とプロセスにするため、製造ルートのスケールアップを行う。
・アドバンスド・エレクトリック・マシーンズ・リサーチ社:自動車のデザインと開発を担当する。
・インテリジェント・ライフサイクル・ソリューションズ社:廃材からレアアースマグネットを含む部品を取り出すためコンピュータのハードデスクドライブを前処理し、レアアースマグネットを抽出するためハイプロマグ社に出荷する。
・バーミンガム大学:ハイプロマグ社が二次原料と混ぜて焼結磁石を製造するため、鋳造合金を提供する。
開発担当役員のマティアス・ラーベ博士はベントレーの研究目標に対して、「ベントレーは電動化への道のりを加速させており、2026年までにすべてのラインナップをハイブリッド車と電気自動車のみに移行し、2030年までに完全に電動化するという目標を掲げていますが、そのためには持続可能性のあらゆる側面に注力することが重要であり、原材料と部品を持続可能な方法で調達することもその一つと考えています。またRaREは電子機器のリサイクルに変革をもたらすものであり、さまざまな用途に利用できる特注の低電圧モーターの供給源を提供し、完全に持続可能な電動自動車の基礎を創り上げるものになると確信しています。」とコメントした。
転載元:OPENERS
ベントレーコール
Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/
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