ユニークなおやつのサブスクサービスも注目
アップサイクルに関する意識調査も発表
スナックミーは、2020年初頭より、規格外品や破棄されてしまう食材を活用して、新しいおやつに生まれ変わらせるアップサイクルの取り組みを続けている。その商品は単なる再生を超えた、マルシェや街のお菓子屋さんにあるようなおしゃれな雰囲気を醸す。
例えば、豪雨災害で行き場を失った「規格外ぶどう」をジャムに加工し、ぶどうジャム入りの焼き菓子「Upグレープケーキ」や、新型コロナウイルスの感染拡大によって大量に在庫が残ったアーモンドの「アップクランチナッツ」など、これまでに累計9商品の開発・発売してきた。
新発売の「Upさつまいも琥珀糖」誕生のきっかけは、「干し芋を加工する際に1日で約500㎏の原料を廃棄しているさつまいもの切れ端を活用することはできないか」という相談だった。連絡してきたのは、それまでほとんど食べられることがなかったわかめの“芯”を商品開発した「茎わかめ」を発売する壮関だ。
素材菓子のリーディングカンパニーとして、手割りかりかり梅や国産干し芋、ドライフルーツなど多彩な商品を取り揃える壮関は、社内においてもロス品の有効利用をと、スナックミーの取り組みに関わることにしたのだ。
「Upさつまいも琥珀糖」の原料は、甜菜糖、さつまいも、寒天のみ。味には問題がないにも関わらず通常廃棄されてしまうさつまいもの切れ端が、素材の味を最大限に活かしてアップサイクル。さつまいもは100%国産の、蜜芋とも呼ばれる甘みが強い「紅はるか」だ。
元々甘みの強い「紅はるか」を糖度が上がるまで寝かせ、蒸してさらに甘みを引き出し、外はシャリッと中は柔らかいクセになる食感に仕上げた。さつまいもの爽やかな香りもしっかり感じられる完成度の高い“おやつ”である。
「Upさつまいも琥珀糖」は、おやつ体験BOX「snaq.me」を注文後、マイページ内にてリクエストを受け付け、在庫のある限りお届けするとのこと。
また、スナックミーは、「Upさつまいも琥珀糖」の新作発表とともに、アップサイクルに関する意識調査も発表。アップサイクルを認知している人の半数以上は、価格が高くても「社会貢献につながる消費」を選ぶ傾向を明らかにしている。
こうした意識調査は、フードロス削減活動が一方通行にならないためにも意味深い。スナックミーは、デジタル発の新しいおやつメーカーとして、Webサービスのように消費者のフィードバックを活用し、製菓業界の枠組みにとらわれない面白い挑戦を続けている。
そのひとつがサブスク。スナックミーの運営する、おやつのサブスク(定期便)サービス:snaq.meは、 1,000億通り以上の組み合わせから、お客様ごとに好みを導き出す「おやつ診断」を通して、食べきりサイズで8つのおやつを詰め合わせ届けるという。消費者が楽しんでフードロス削減に参加できる、こんなユニークな販売方法も注目したい。
おやつのサブスク
価格|4週に1回:1box/1,980円(税込)全国送料無料
内容|おやつ8種(各20-40g)
お届け頻度|4週に1回/2週に1回(サービスご利用時に選択/途中変更可)
価格|4週に1回:1box/1,980円(税込)全国送料無料
内容|おやつ8種(各20-40g)
お届け頻度|4週に1回/2週に1回(サービスご利用時に選択/途中変更可)