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印刷の世界から「ちきゅう」のことを考える。凸版印刷より「サステナブル バリュー パッケージ®」が登場

印刷の世界から「ちきゅう」のことを考える。凸版印刷より「サステナブル バリュー パッケージ®」が登場

印刷の世界から「ちきゅう」のことを考える。凸版印刷より「サステナブル バリュー パッケージ®」が登場

凸版印刷は、2021年11月より「サステナブル バリュー パッケージ®」によるCO2排出量削減活動の一環として、凸版印刷の紙器包材の基幹工場である相模原工場において、環境対応オフセット印刷「エコラスター®」の本格生産を開始。

「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ®」を提供
「エコラスター®」でCO2排出量削減と植物由来の素材使用による環境負荷低減
凸版印刷は、石油由来プラスチックの代替素材としても活用される紙器包材の製造工程において、油性バイオマスインキと水性パックニスを組み合わせた新たな印刷技術「エコラスター®」を使うことで、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷低減を実現する。
「エコラスター®」とは、バイオマスインキを使用していることや、印刷工程でUVランプが不要になることから、一般のUVオフセット印刷と比較して、インキの原料由来と印刷工程を合わせたCO2排出量を約34%削減することが可能な環境対応印刷として、凸版印刷が2021年2月に開発したもの。
 (1976)

環境対応オフセット印刷「エコラスター®」のイメージ © TOPPAN INC.

凸版印刷の相模原工場では、UVオフセット印刷から「エコラスター®」への切り替えを行うことで、1年間で約700t以上のCO2排出量の削減効果が見込まれ、今後、全国の紙器製造拠点へ展開し、年間で約1,700t以上のCO2排出量削減を目指している。
「エコラスター®」の特長はUV枚葉印刷並みの再現性と物性。色域が広く、色再現性に優れた油性インキを使用。また、UV硬化型材料を使わずに、UV印刷時と同等のグロス感を実現でき、インキ表面の滑り性と耐摩擦性もある。
 (1980)
凸版印刷は、パッケージ事業においても、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE® Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ®」、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ®」、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ®」を提供。
「ちきゅう」/「サステナブル バリュー パッケージ®」では、再生プラスチックを用いた包装材、単一素材でリサイクル適性を向上した包装材、植物由来材料の紙やバイオマスプラスチックを用いた包装材など、環境負荷の低減と循環型社会の実現につながるソリューションを展開する。
今回の「エコラスター®」の本格生産開始も「サステナブル バリュー パッケージ®」によるCO2排出量削減活動の一環として行われた。今後の目標はパッケージ製品の高機能化を推進し、食品や日用品などのパッケージ市場に、「エコラスター®」を拡販することだそう。
また、凸版印刷は、SDGsの経営への統合と取り組み強化を宣言。特に「サステナブルな地球環境」において、脱炭素社会の実現に注力し、エコプロダクツソリューションを拡大することを目指すとしている。
writer
Equally beautiful編集部
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