近年、世界各地で気候変動による自然災害等が多発しており、脱炭素社会の形成による対策が必須かつ急務になっている。中でも旅行・観光においてのCO2排出量は世界全体の1割を占めると言われていて、JTBグループでMICE(ミーティング・コンベンション・各種イベント・展示会・学会・国際会議など)事業を有するJCDとしても、特に取り組むべき社会課題のひとつであると考えたのだ
「CO2ゼロMICE」とは、MICEを実施する際に、その会場で使用される電気を再生可能エネルギーに置き換えることで、CO2を実質0にできるサービスのこと。再生可能エネルギーの調達、実際に使用されたエネルギーが、再生可能エネルギーの環境価値としてどれほどなのかを算出し、事後検証などを含めてパッケージにしている。(URL:https://www.jtbcom.co.jp/service/energy/co2zero/参照)
下記の利点から導入の促進が期待されている。
1. 導入に際して、初期費用、契約料等不要
2. 「CO2ゼロ」でイベントを開催する旨の事前告知が可能
3. イベント主催者に再生可能エネルギー使用の「グリーン電力証書」を発行
4. 会場電気使用量の計算や証書の入手など面倒な手続き不要
5. 主催者の東京都総量削減義務や温対法等にも利用可能
6. オンライン会議・オンラインイベントでも利用可能
7. 電力会社を選ばず利用可能
1. 導入に際して、初期費用、契約料等不要
2. 「CO2ゼロ」でイベントを開催する旨の事前告知が可能
3. イベント主催者に再生可能エネルギー使用の「グリーン電力証書」を発行
4. 会場電気使用量の計算や証書の入手など面倒な手続き不要
5. 主催者の東京都総量削減義務や温対法等にも利用可能
6. オンライン会議・オンラインイベントでも利用可能
7. 電力会社を選ばず利用可能
SDGsに力を入れている企業の会議・イベント、環境への配慮が求められる国際会議、SDGsや環境 セミナー、これらの誘致 と開催に利用が効果的 である。他にも企業評価を向 上させ、ブランドへの 新たな ファ ンを 創出、インナーブランディングを醸成さ せるなど、導入のメリットは高い。 また、 株主総会や顧客 向け展示会等で使用することにより顧客満足度・環境配備効果 向上も図れるという。
2021年2月18日に東京ポートシティ竹芝 (東急不動産所 有/イン フィール ド運営/港区)で開催されたVAIOの「VAIO新商品発表会」で先行的に導入され、実績をあげている。
JCDの、脱炭素社会の実現のために経済活動を止めるのではなく、経済活動を通じ利用再生エネルギー変換をさせる仕組み 作りが 重要であるという考えに 大きく賛同 する。 同時 にSDGsの目標「7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」にも貢献していくとしているので、今後の広がりに注目したい。
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