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自ら種を蒔き、綿花を栽培、纏う服までをつくる。「国産綿復活プロジェクト」が新たなステージへ

自ら種を蒔き、綿花を栽培、纏う服までをつくる。「国産綿復活プロジェクト」が新たなステージへ

自ら種を蒔き、綿花を栽培、纏う服までをつくる。「国産綿復活プロジェクト」が新たなステージへ

アバンティが展開する、オーガニックコットンのサステナブルな暮らしを提案するオリジナルブランド「PRISTINE(プリスティン)」は、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、纏う服をつくる「国産綿復活プロジェクト」をさらに進めている。

2030年までに「プリスティン」の国産綿混率2%を目指す
製品としての販売は2023年1月を予定
毎年6月5日は環境の日。平成3年度からは環境の日を含む1ヶ月間を環境月間として、環境への意識を高める様々な行事が行われている。
「国産綿復活プロジェクト」とは、「始まりは土、そして種」という想いのもと、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、纏う服をつくるプロジェクトである。1994年に茨城県の八郷町で綿づくりをはじめ、2011年の東日本大震災を機に、福島を中心に本格的に綿花栽培を開始している。
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これまで原綿を輸入し、紡績から国内で生産していたプリスティンが新たな試みとして、本プロジェクトにより生まれた糸や生地を使用した製品の生産を2021年度の収穫分からスタートさせる。現在、全国8拠点で行ってきた綿の種まきが5月22日をもって完了、収穫は11月から12月を予定。製品としての販売は2023年1月を予定している。
さらに2030年までに、本プロジェクトにて生まれた綿をプリスティンの製品に2%(2トンの収穫量)入れ込むことを目標に、2020年の収穫実績と比較で、作づけ面積で6倍強、収穫量では25倍を目指している。
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本プロジェクトの具体的なミッションは3つ。「農業振興につなげ耕作放棄地の活用などで国内の繊維自給率をあげること」、「衣服が畑から育っているという過程を伝え、大地とのつながりを知ること」、「原材料から製品化まで自社ブランド『プリスティン』を体現したものを作り上げること」。
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また、製品をつくったあとの循環として、プリスティンが追求する「しあわせの循環(PRISTINE circulation)」の取り組みのひとつ「リコットン・プロジェクト」を展開。これはいらなくなった衣類や生産過程で出る布を回収して新たな製品を作るコットンの循環型の仕組みで、同ブランドの生産過程で出る布をもう一度綿に戻したリコットンを30%、バージン原綿を70%ミックスした糸を作り、生地にして製品化。2030年までに廃棄ゼロを目指している。
writer
Equally beautiful編集部
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