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早稲田大学とサントリーが資源循環型社会形成に向けた取り組みを開始

早稲田大学とサントリーが資源循環型社会形成に向けた取り組みを開始

早稲田大学とサントリーが資源循環型社会形成に向けた取り組みを開始

早稲田大学とサントリー食品インターナショナル(以下、「サントリー」)は、循環型社会形成を通した持続可能な社会の実現に貢献するために、「資源循環型社会の実現に関する協定書」を締結した。

「もとの製品と同じもの」にリサイクルする「水平リサイクル」
使用済みペットボトルをペットボトルに循環させる水平リサイクルの実現を目指す
近年、リサイクルの中でも、「もとの製品と同じもの」にリサイクルする「水平リサイクル」の重要性が再認識されている。飲料大手のサントリーは、2011年に国内飲料業界で初めてペットボトルをペットボトルとして再利用する水平リサイクル、いわゆる「ボトルtoボトル」のシステムを構築。現在、一部の飲料でリサイクル素材100%のペットボトルを使用している。
「水平リサイクル」の工程は、ペットボトルの分別 回収 粉砕・洗浄・除染 フレーク 再生→→→→PET樹脂 プリフォーム。再生 →PET樹脂にすることで新たな化石由来樹脂の使用を減らしていける。さらに、ペットボトルはほぼ単一の原料から作られているので水平リサイクルしやすい素材なのだ。
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早大は、20年以上前から「エコ・キャンパス推進本部」を設置し、さまざまな環境問題に取り組んできた。その一環として一昨年から使用済みペットボトルを何度もペットボトルに循環させる水平リサイクルの実現に向けた施策を開始。昨年秋より、学内で排出されるペットボトルの分別を実施してきた。今回の協定内容には、共同研究の推進や学生への啓蒙活動とともに、校地内の分別リサイクルボックスで回収されペットボトルのキャップ・ラベルの除去、ボトルの洗浄を行い、確実なリサイクルへつなげていくことが掲げられている。
サントリーは業界に先駆けて取り組んできた「ボトルtoボトル」活動を加速するために、「またあえるボトル」プロジェクトとして、様々なステークホルダーと連携しながら水平リサイクルの有用性をお客様に「つたえる」活動を強化している。
早大とサントリーは、今回の取り組みにより、「ボトルtoボトル」の水平リサイクルをさらに強力に推進し、循環型社会の実現にむけ、豊かな地球環境を次世代に引き継ぐ活動を行っていく。
writer
Equally beautiful編集部
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