耐久性が生んだ、新しい役割
東京メトロの丸ノ内線02系は、1988年から2020年まで約30年にわたって走り続けた車両だ。1988年と言えば、日本がまだバブルで浮ついてた頃。そして、2020年は感染症拡大で日本経済が冷え込んだ時期だ。
時代に翻弄され続ける人々の営みを、丸の内線02系のシートはそっと見守ってきたとも言える。
そんなシートが今、「東京メトロアップサイクルプロジェクト」によって、一眼カメラ用のネックストラップとして生まれ変わった。
「東京メトロアップサイクルプロジェクト」は、車両のシートのように“これまで役目を与えられず、廃棄され続けてきた”素材に第二の生を与える試みとして、2023年からスタートした。
これまでに02系のシートをアップサイクルしたポーチやケース、使い終わった作業服を帽子に生まれ変わらせてきた。
いずれも数十分以内に完売する反響を呼んでおり、その第四弾として発売されるのがネックストラップというわけだ。
いずれも数十分以内に完売する反響を呼んでおり、その第四弾として発売されるのがネックストラップというわけだ。
開発には、PENTAXを展開するリコーイメージングと、カメラアクセサリーを企画販売する蔵(CURA)が参加している。
だが、なぜカメラストラップなのだろうか。
その理由は、シートの耐久性にあった。何人もの乗客が座り、時には荷物を置かれることによって生じる、いくつもの摩擦や、重みや、汚れ。そうしたものを、シートは長い年月受け止め続けてきた。
その頑丈さが、高価なカメラを支えるストラップにピッタリというわけだ。
ストラップは、赤い普通席と青い優先席の2種類が発売される。東京メトロの制服の袖章タグや東京メトロロゴ入りのオリジナル織ネームも取り入れられており、02系の記憶を引き継ぐ、まさにメモリアルな一品だ。
洗浄されたシートは、一つ一つ足立区の職人によってストラップへと生まれ変わる。東京で活躍したシートが、東京で生まれ変わる「Made in Tokyo」な試みだ。
このプロジェクトが解決する環境問題は、正直に言えば小さい。数百本のストラップが、鉄道業界全体の廃棄物問題を変えるわけではない。
だが、たとえその歩みが小さくとも、重ねることによって何かは変わるかもしれない。電車が、私たちを遠くに連れていってくれるように。
第1次販売期間|2026年2月6日(金)11時~受付開始 ※売り切れ次第終了
販売場所|リコーイメージングストアおよびPENTAXクラブハウス
販売予定数|普通席150本 優先席150本)
※リコーイメージングでの販売に関する詳細につきましては、上記リンク先をご確認ください。
第2次販売期間|2026年2月16日(月)12時~販売開始 ※売り切れ次第終了
販売場所|メトロコマース メトロの缶詰
販売場所|リコーイメージングストアおよびPENTAXクラブハウス
販売予定数|普通席150本 優先席150本)
※リコーイメージングでの販売に関する詳細につきましては、上記リンク先をご確認ください。
第2次販売期間|2026年2月16日(月)12時~販売開始 ※売り切れ次第終了
販売場所|メトロコマース メトロの缶詰