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“飲料ロス”削減を目指して。傷付いた規格外ボトルを使ったミネラルウォーターが登場

“飲料ロス”削減を目指して。傷付いた規格外ボトルを使ったミネラルウォーターが登場

“飲料ロス”削減を目指して。傷付いた規格外ボトルを使ったミネラルウォーターが登場

アスクル株式会社とアスクルグループ会社である嬬恋銘水株式会社は7月より、出荷前の製造工程でボトルの外見が規格外となってしまったオリジナル天然水「つながる天然水」を一定数まとめ、商品名を「Go Ethical(ゴー・エシカル) つながる天然水」として一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」にて、数量限定商品で販売する。

食品ロスならぬ“飲料ロス”のない世界を作る
国内の飲料業界ではブランド価値保護や商習慣といった理由から、製造工程でボトルが傷つくと、中身の品質に問題がなくとも規格外ボトルになる。規格外になると出荷せず廃棄されるため、消費者が気が付かないうちに“飲料ロス”が発生しているのだ。
食品ロスといえば出荷後の返品や消費者による食べ残し・飲み残しという印象が強く、出荷前の廃棄飲料への注目は決して高くない。
アスクルとグループ会社では、“世の中から無駄な廃棄をゼロに!”をスローガンに、2020年7月からアスクルが行う商品廃棄ロス削減の取り組み「Go Ethical」(ゴー・エシカル)を進めている。
アスクルが傷のついた規格外ボトルを使ったミネラルウォーターをリリース

つながる天然水

その取り組みのなかで、出荷前の製造工程における規格外ボトルに着目。出荷前の飲料ロスを削減する方法を約8カ月というスピードで検討・商品化し、「Go Ethical(ゴー・エシカル) つながる天然水」が誕生した。傷やへこみはそのままだが、人手によってボトル外装の汚れがふき取られている。手間と時間はかかるものの、消費者としては安心だ。
あくまで対象品は、ボトル外見が規格外と判定されたものになるため、一定数出荷できる数量が確保されたタイミングで販売・受注をスタートする。一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」にて、数量限定商品として販売される。商品の販売スケジュールは、2024年7月以降、売り場となるLOHACO内Go Ethicalのページで告知される。
「“飲料ロス”となった商品を手間をかけてでも商品化し、継続して販売する仕組みを構築することは、飲料業界や消費者の意識変化に貢献できる」とアスクルは期待しているという。
writer
Equally beautiful編集部
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