フードロス削減と香り豊かな製品への再生。摘房ブドウを使った秋のシーズナルビールを醸造
ワイン用ブドウの栽培では、果実ひとつひとつに栄養が行き渡り凝縮感のある美味しいブドウが育つよう、栽培の過程で房を間引く「摘房」という作業を行う。
通常、摘房されたブドウは土に還されて畑の肥やしとなるが、Far Yeast Brewingとシャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーは協業の取り組みとして、フードロス削減と香り豊かな商品への再生をするべく摘房されたブドウも活用。摘房ブドウは糖度が低くワイン醸造には適さないというが、ビールや発泡酒にするには十分な糖度を持つため、この特徴を活かし、ワイン造りに使用されなかった摘房ブドウを活用してクラフトビールへのアップサイクルに取り組んでいる。
この協業アップサイクルの取り組みは2021年より開始し、今年で3年目となる。Far Yeast Brewingが2020年7月から行っている、山梨をビールで盛り上げる「山梨応援プロジェクト」によって誕生した「Far Yeast Grapevine」。この企画に、シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーが2021年より参画し、山梨のブドウを使った限定商品として、毎年ビアスタイルを変えて発売している。
3年目の今年は、山梨ならではの白ワイン品種「甲州」と、赤ワイン品種「シラー」の2種類のブドウを計600kg使用。「甲州」には、近年ビール醸造技術で注目されているブドウの香気成分「チオール」が豊富に含まれ、このチオールがしっかり活かされた芳香が特徴となり、そこにネルソンソーヴィンホップを合わせ、より芳醇なブドウの香りが楽しめる“Juicy IPA”を3000L醸造した。
果実とネルソンソーヴィンホップによる白葡萄のようなアロマと、摘房ブドウの青々しさの残るフレーバーが感じられる不思議な味わいの「Far Yeast Grapevine 2023」。11月7日にFar Yeast Brewing公式オンラインストアで数量限定販売した後、11月8日より全国のビアバー、飲食店、酒販店で発売開始した。
今後もFar Yeast Brewingとシャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーは協業し、フードロスへの取り組みとともに、秋のシーズナル商品として本作の醸造を重ねていく。
Far Yeast Grapevine 2023
価格|オープン価格
原材料|麦芽(外国製造)、ブドウ(山梨県甲州市産)、オーツ麦、ホップ
アルコール度|6.5%
IBU|20
スタイル|Juicy IPA
品目|発泡酒(麦芽使用率:50%以上)
容量|350ml
価格|オープン価格
原材料|麦芽(外国製造)、ブドウ(山梨県甲州市産)、オーツ麦、ホップ
アルコール度|6.5%
IBU|20
スタイル|Juicy IPA
品目|発泡酒(麦芽使用率:50%以上)
容量|350ml
Far Yeast Brewing公式オンラインストア
https://faryeast.stores.jp/
Far Yeast Brewing
https://faryeast.com/
シャトー・メルシャン
https://www.chateaumercian.com/
シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー
https://www.chateaumercian.com/winery/katsunuma/
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Far Yeast Brewing
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シャトー・メルシャン
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シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー
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