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スイスの腕時計ブランド「ブライトリング」が、サスティナビリティな取り組みを推進。ブライトリング初のトレーサブル ウォッチを発売

スイスの腕時計ブランド「ブライトリング」が、サスティナビリティな取り組みを推進。ブライトリング初のトレーサブル ウォッチを発売

スイスの腕時計ブランド「ブライトリング」が、サスティナビリティな取り組みを推進。ブライトリング初のトレーサブル ウォッチを発売

スイスの老舗高級腕時計ブランドが、サスティナビリティな取り組みを推進している。このほど「ブライトリング」は、ブランドとして初めて、サプライチェーンのトレーサビリティを100%確保し、小規模採掘の金や、エシカルな素材として注目されているラボグロウン ダイヤモンドを使用した「スーパー クロノマット オートマチック 38 オリジン」を発売。変革を目指すブライトリングの“本気”が伝わってくる。

追跡可能な素材を採用し、ほぼ不可能だった現状を改善
「ブライトリング」はこれまで、金やダイヤモンドの採掘元をたどることはほぼ不可能であったという現状を改善し、トレーサビリティ100%確保のウォッチを生み出した。
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それは、スーツに合わせてもTシャツとジーンズに合わせても、自己表現できるデザインとした「スーパー クロノマット オートマチック 38 オリジン」。名前の「スーパー」は、セラミック製のライダータブやリューズと、このパワフルなライン限定のラバー製のルーローストラップによって、他のクロノマットシリーズとは一線を画していることを表している。
このウォッチで使用している金とダイヤモンドは、採掘元や製造業者の追跡が可能なベター·ゴールド(小規模採掘の金)とベター·ダイヤモンド(ラボグロウン ダイヤモンド)だ。
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ベター·ゴールドは、スイス·ベター·ゴールド·アソシエーションという協会が定めた条件を満たす、単一の小規模採掘業者から調達。同協会では、職人による小規模(ASM)金採掘コミュニティの労働、生活、環境条件を改善し、スイス市場に対し責任あるサプライチェーンの構築を促進している。「ブライトリング」では、購入した金1グラムごとに、地域社会の開発プロジェクトを支援する寄付を実施。これにより、コミュニティは、インフラ投資、公正な賃金、健全な労働条件、生物多様性の保護、そして採掘活動終了時の土地の修復などの恩恵を受けられる。
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ベター·ダイヤモンドは、タイプIIaの単結晶で、最も価値が高く不純物の少ないダイヤモンドとして認定されているラボグロウン ダイヤモンドを使用。ラボグロウン ダイヤモンドは、スライスしたダイヤモンドに真空環境でガスと熱を加えて生成。熱を加えると、ガスがプラズマの雲になり、ダイヤモンドが結晶化し成長できる環境が生まれる。採掘されたダイヤモンドとまったく同じであり、同じく厳格な品質検査を受けている。
そして、使用するすべてのラボグロウン ダイヤモンドは製造業者の追跡が可能だ。製造業者は気候変動に対する中立性という厳しい要件に加えて、社会的・環境的パフォーマンスに関する高い基準を満たしている。こちらでも「ブライトリング」は、購入したダイヤモンド1カラットごとに、ダイヤモンド製造コミュニティを支援する社会貢献基金への寄付を行っている。
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さらに、スーパー クロノマット オリジンのオーナーには、ブロックチェーンを活用したNFTの一環として、貴金属・貴石の由来を記載した証明書が発行される。2020年より、ブライトリングの新作タイムピースにはすべて、独自のオーナーシップデジタル証明書を付属している。スーパー クロノマット オリジンには、原材料から最終製品にいたるまで、オーナーのNFTとオンラインの調達元マップの両方にサプライチェーンが記録されており、すべての情報は第三者によって検証される。
スーパー クロノマット オリジンに、ベター·ゴールドとベター·ダイヤモンドを使用することで、紛争や人権侵害とは無縁の貴金属であると分かるようになった。また、「ブライトリング」は、サプライチェーン全体で社会および環境に与える影響を査定し、関わったコミュニティに直接還元している。対象となるサプライチェーン全体が第三者により検証され、すべてのスーパー クロノマット オリジンに付属しているブロックチェーンを活用したNFTに記録される。
「ブライトリング」はこれらの取り組みを、変革を目指す第一歩としている。
2025年までに、全製品で認定サプライヤーから調達したベター·ゴールド(小規模採掘の金)とベター·ダイヤモンド(ラボグロウン ダイヤモンド)に移行する予定だ。そのために、終始一貫したトレーサビリティも導入している。今後の変革への取り組みにも注目していきたい。
writer
Equally beautiful編集部
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