NEWS

気仙沼市の規格外いちごと未利用のチョコレートを使ってアップサイクル

気仙沼市の規格外いちごと未利用のチョコレートを使ってアップサイクル

気仙沼市の規格外いちごと未利用のチョコレートを使ってアップサイクル

ロスゼロ、気仙沼市団体、JTBが協業。気仙沼市のいちご農家で発生した規格外いちごと、使われないままのチョコレートの製菓材料を組み合わせた、アップサイクル食品「気仙沼 みなといちご」を共同開発。1月28日(金)からロスゼロオンラインショップ、2月2日(水)から日本橋三越本店にて期間限定で販売。

アップサイクルのスイーツで地方振興
様々な人のストーリーとつながりを感じて
宮城県気仙沼市の階上(はしかみ)地区のいちご農家は、東日本大震災の津波で栽培施設の9割が流出するという被害にあった。現在は若い農家も立ち上がり「気仙沼いちご」ブランドの復活に精力的に取り組んでいる。
しかし、農産物である以上どうしても出てしまうのが形のバラつき。出荷できない規格外農産物を活かしたいと考え、この度、気仙沼市で収穫したいちごを余すことなく使う食品ロス削減と、被災したいちご農家の応援を同時に叶えるスイーツが誕生した。
 (2318)
「気仙沼 みなといちご」は、不揃いないちごをフリーズドライ化し、未利用で上質素材のホワイトチョコレートと合わせ、あえてバラバラな断面を見せる約3センチのキューブ型にカット。気仙沼の波を感じさせるラベルのガラス瓶にたっぷり詰めて、メッセージ性のあるスイーツに仕上げている。

《地域創生×食品ロス削減》気仙沼市のいちごをフリーズドライにして震災復興を応援

食品ロス削減を目指す株式会社ロスゼロは、使われないまま廃棄される資源を生まれ変わらせたアップサイクルブランド「Re:You(りゆう)」を「食べる理由がある」との思いを込めて2021年1月から展開しはじめた。
一方、株式会社JTBは、全国各地の魅力的な人・モノ・場所・体験を地域の人々と発掘し、ふるさと納税サイト「ふるぽ」「ふるさとLOVERS」で発信するとともに、返礼品の開発にもつなげていく、交流創造事業を推進してきた。
食品ロス削減と地域の魅力再発見、それぞれの分野で社会課題の解決にアプローチする考えが一致した両社は、2021年11月より連携を開始。ロスゼロが開発した「RE:You」のチョコレートは、JTBが運営するふるさと納税サイト「ふるぽ」に神戸市の返礼品として掲載されることに。
 (2320)
協業する中で両社は、気仙沼市階上地区でいちご栽培の復活を目指す農家と規格外いちごの存在を知る。そこで、気仙沼市の新しい挑戦を創出・サポートする、気仙沼まち大学運営協議会の協力を得て、「気仙沼 みなといちご」を商品化。瓶ラベルデザインも地元気仙沼市在住デザイナーが担当した。
ロスゼロ オンラインショップhttps://www.losszero.jp//html/page40.htmlにて、2022年1月28日から先行販売。2022年2月2~14日の期間限定で、日本橋三越本店本館7階《スイーツコレクション&あんこ博覧会》にて販売される。
いちごの自然な赤とホワイトチョコの取り合わせが可愛らしく、優しい雰囲気だからプレゼントにも最適。食品ロス削減の意義はもちろん、大震災から10年に思いを馳せ、商品化に関わった多く人々のストーリーも感じ取りながら、大切な人と味わってほしい。
アップサイクルブランド Re:You(りゆう) 
https://www.losszero.jp/html/page27.html
writer
Equally beautiful編集部
  • facebook
  • twitter
  • line