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ファッション産業のこれからの在り方 「捨てない選択」のための天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。

ファッション産業のこれからの在り方 「捨てない選択」のための天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。

ファッション産業のこれからの在り方 「捨てない選択」のための天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。

株式会社BPLabは、サーキュラーエコノミーの社会実装を目指し、衣料品を中心とした繊維製品の「捨てない選択」のための「天然繊維製品」の回収・再生の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を始動した。

ファッションやライフスタイル商品の天然繊維を中心とした、回収から再生の循環プラットフォームがスタート
サーキュラーエコノミーの3原則を据えた新しい循環型プラットフォーム
ファッション産業は、世界で二番目に環境を汚染し、大量の水を消費する産業である。衣類の製造工程において、水、エネルギー、化学物質などの資源が大量に使われ、大量の二酸化炭素を放出している。
日本の衣類におけるリユース・リペア・リサイクルの割合はわずか34%であり、残りの廃棄された衣類は焼却もしくは埋め立てられている。世界では毎年9200万トンの廃棄が発生し、2030年には1億4800万トンに増えると予測されている。ファッションは現在、持続不可能な状態であると言わざるを得ない。
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ファッション産業のこれからの在り方 「捨てない選択」のための天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。

この度、株式会社BPLabが、サーキュラーエコノミーの3原則を中心に据え、循環のためのデザイン設計の提案から商品の回収・再生までを行う天然繊維循環型プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」の運用をスタートした。BPLabが契約した廃棄物処理事業所に回収した天然繊維製品)を、新しく水や化学薬品を用いずに新しい天然繊維資源として再生する。
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ファッション産業のこれからの在り方 「捨てない選択」のための天然繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」始動。

サーキュラーエコノミーの3原則とは、

1. 廃棄物と汚染を生み出さないデザイン
2. 製品と原料を使い続ける
3. 自然システムを再生

の三つ。ファッション産業のサスティナビリティを高めるために、どれも必要不可欠な取り組みだ。
BIOLOGIC LOOPは、設計の段階でトレーサビリティの取れた廃棄物を生み出さない素材の使用のを推奨し、いらなくなった天然繊維類の回収を行い、再度新しい天然繊維資源として生まれ変わらせる。そして製品と原料を使いつづけ、ファッション産業を循環型産業へ移行することを目指す。また、リサイクル技術のさらなる研究開発が行われ、ライフスタイル産業全体が製品を再生する、サーキュラーエコノミーを実現していく。
昨今多くのファッションブランドや企業が持続可能な社会の実現に向け動き始めているが、まだまだ課題は多い。我々も未来のファッション産業の発展のためにも、衣類を買う際に素材や製作背景に気を配るなどの工夫をしていくことが大切だ。
writer
Equally beautiful編集部
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